top > BAの活動

BAクリエイターズサロン:
21世紀の情報基盤であるブロードバンドによって、21世紀型サービス、ビジネスを創出する時代、コンテンツが主役になる時代です。BAクリエイターズサロンは、デジタルコンテンツに関係する経営者、管理者、クリエイティブ部門担当等を対象とし、ブロードバンド時代のデジタルコンテンツ・クリエイターの育成・支援を目的に、為ケ谷顧問を座長とし、次世代を担うクリエイターをお招きし、3カ月に1回程度、勉強会と名刺交換会を開催しております。
これまでの実施状況は こちら(PDFファイル)、実施概要は下記に掲載。

Jun 04, 2009

第7回BAクリエイターズサロン


講師:竹内 宏彰氏(株式会社シンク創設者/取締役エグゼクティブプロデューサー)

  開催日時:平成21年6月4日(木)、18:00~20:00
  開催場所:虎ノ門フォーラム

テーマ:ハリウッド最先端配信コンテンツ戦略~成功するクリエイターとは?
参加者数:47名

講演会場風景と講演概要

第7回のBAクリエイターズサロンには、アニメーション作品のプロデュースや、メディアを活かしたマーケッティングなどの分野で、斬新な取り組みを進められている竹内 宏彰氏(株式会社シンク創設者/取締役エグゼクティブプロデューサー)を講師としてお招きした。



竹内氏は、慶応義塾大学商学部を卒業後、集英社の「少年ヤングジャンプ」誌のプロデューサーとして、多くのアニメーション作品やコミック分野のプロジェクトに参加し、2003年にはワーナー映画「マトリックス」のアニメーション「アニマトリックス」や、インディペンデントのアニメーション作家・新海誠監督「ほしのこえ」のプロデューサーを務めるなど、アニメーションとコミックの分野におけるデジタル映像制作や、インターネットコンテンツ制作などにおいて積極的な取り組みを進めている。

講演では、「成功するクリエイターとは?」をテーマとして、日本のメディア環境が抱える問題点と、その中で成功するクリエイターに求められる能力について、具体的な事例とクイズなどを組み合わせて、豊富なデータを分かりや易く、かつクリエイターが目指すべき適切な目標を示してくれた。特に、国内市場ばかりに目を向けてきた日本のコンテンツは、国際的に通用しない状況に陥っていることは大変大きな課題であると指摘されている。パッケージメディアは、インターネットの進化により落ち込み始め、マーケットもスーパーメジャーかニッチに2分化されてきており、そしてネット時代の重要な変化は、参加共有型のコンテンツが強く求められて来ていることである。音楽業界においては、CDの売り上げは落ち込んできているが、その半面ライブが盛んになってきており、体験する音楽へと変化をしてきている。映像コンテンツ業界においても、インターネットの普及によるメディアの変化とユーザーの意識の変化をとらえると、今後の動向は音楽産業の今までの変化の中に見ることができるのではないかと指摘された。

「クリティカルシンキング」「フェルミ推定能力」「確証バイアス」、これらの3つのキーワードは、セルフプロデュース能力を高め、成功するプロデューサー、クリエイターになるための要件であると締めくくられた。日本のコンテンツを世界に発信していくために、竹内氏のこれからの取り組みに期待したい。


講師プロフィール:
ハリウッド作品『Animatrix』の総合プロデュースや『ほしのこえ』新海誠監督の発掘など、コミックス・ゲーム・コンピューターグラフィックスなど、常に時代の最先端領域に立った視点でコンテンツプロデュースを行う。現在は「動画革命東京」にて数多くのインディペンデント作品をプロデュースするとともに、配信専用作品をハリウッドと共同開発するなど、新たな映像製作を積極的に行う。(株)マーベラス・エンターテイメントの株式公開時役員や(株)コミックス・ウェーブを設立し、黒字化とMBOを実施するなど事業経験も豊か。複数の大学で、コンテンツプロデュースなどの領域で教鞭をとることも多い。日本政府や東京都のコンテンツ振興関連など各種委員会メンバー。慶応大学卒業。 「株式会社シンク」http://www.think.ne.jp/