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Oct 27, 2014

第26回BAクリエイターズサロン


講演テーマ:ゲームエンジンにおけるインタラクティブ映像の可能性

講師:尾小山良哉 氏(株式会社wise 代表取締役)

講演概要: UnrealEngine4を使用し、プリレンダーでのフォトリアルな人物表現の技術とクオリティをリアルタイムへ移行、再現する手法とワークフローを解説します。

参加者数:31名

詳細はこちら(PDFファイル)http://www.npo-ba.org/BACS_26_1027_s.pdf

講演会場風景

Oct 16, 2014

第91回BAエグゼクティブサロン


講師:杉本誠司 氏(株式会社ニワンゴ 代表取締役社長)

テーマ:「インターネット産業革命時代を生き抜く思考法」

日時:10月16日(木)18:00~20:30

場所:NTTデータ本社(江東区 豊洲3-3-3 豊洲センタービル)

コメント: ニコニコ動画を運営するニワンゴの代表取締役社長の杉本誠司氏から、近年のニコニコ動画などの動画サービス、ソーシャルメディアの出現により、世の中がどのように変化してきているか、ネット事業者はどのような視点からどのようことを起こそうとしているか/起きてきたのかを中心に、今後どういったビジネスの可能性があるのかを語って頂いた。

はじめに、ニコニコ動画は、動画視聴サービスでなく、動画(コンテンツ)という共通の話題を通じ、ネット上で多くの人とつながり、出会う喜びを感じる場(コミュニティ空間)。コミュニティの本質は、お互いの行為が、お互いの存在を認識したり、評価したり、自分の存在(価値)を認識したいという自己認識欲“自分さがしであると述べた。また数字で見るniconicoを紹介した(登録会員数:、約4,124万人、プレミアム会員数:約229万人、ニコニコチャンネル:5,300CH以上、事業売上高:4,602百万円/2014年3Q)。

niconicoは、“マス”ではない“セグメント”の集合体としての巨大コミュニティ空間、歌ってみた/踊ってみた/ボカロ/ゲーム実況/政治/技術といった単独構成(深く・狭い)セグメントの集合体。ネットサービスは、テレビと異なり、お茶の間への情報配信と共有、コンシューマの挙動によってコンテンツが変化する新しいメディア環境の誕生であると述べた。また、ニコニコ超会議はセグメント空間の集大成、ネットを日常と定義した“非日常”を演出するリアルイベント、開催主体はniconico運営でありながら、コンテンツを創り出し提供する(演じる)のはユーザであり、それを受け取る(観客)もユーザ。ニコニコ超会議3の来場者12万5千人、ネット来場者786万人、赤字7千万円、広告換算価値28億6千8百万円と述べた。

niconicoを理解する上で大切なことは、受領者(ユーザ)の究極的な目的は、「自己認識欲の充足“自分さがし”」と捉え、コンテンツの摂取はそのための手段と理解した上、セグメントに合わせたコンテンツ、メデイア作りの思考にある。ネットサービスを思考するうえで大切なことは、これまでのメディアの代用品ではない“ネットサービスの価値”(Internet(Web)Oriented ⇒User(Customer)Oriented)を提供することにあると述べた

最後にKeyword?として、次の言葉を上げて締めくくった。・Open environment、・Interactive infrastructure、・Real(time)communication、・Eco cycle、・Cluster(No mass)、・Democratic、・Value Paradox、・Meaning unknown, Not understand。

参加者数:44名