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Jun 20, 2014

第88回BAエグゼクティブサロン


講師:小山田憲功氏(オレンジジャパン株式会社 CTO代理、BA顧問)

テーマ:「Orange Fab~オレンジの「オープン・イノベーション」への取り組み~」

コメント: 昨年の夏、フランステレコムは、社名を国名も業種を表す言葉も削ぎ落し、オレンジに改名した。このオレンジの日本におけるR&D拠点(=オレンジジャパン)のCTO代理の小山田氏に、オレンジの「オープン・イノベーション」への取組について語って頂いた。

はじめに、オレンジグループ、及びオレンジジャパンの概要を紹介した。オレンジグループの加入者数は30カ国、2億3千6百万。ビジネスサービス提供地域は220カ国、2013年の収入は410億ユーロ、社員数は16万5千。オレンジジャパンは、スタッフは9カ国から30名からなり、4つの分野(スマートネットワーク技術・サービス、未来デバイス、グリーン&持続可能開発、スマートシティ)にフォーカスした調査研究を進めている。

オレンジは、国境も業種も越えて激化するIT市場で生き残るため、長らく続いた自前の研究開発を偏重する姿勢をあらため、広く社外の英知を取り込もうとしている。その具体例として、スタート・アップ企業を支援するアクセラレータプログラム「Orange Fab」があり、東京のプログラム(Orange Fab Asia)の話題を中心に、グループのオープン・イノベーションへの取り組みについて紹介した。

東京プログラムは、オレンジグループとのミーティング、東京Demo Day からなる3ヶ月のアクセラレータプログラム、その後パリでDemo Dayが開催される。このプログラムは、オレンジグループがスタート・アップに対するアドバイスやサポートを提供、ファンド無し、イベントは世界の通信事業者も招いてオープンな形式で行っている。

昨年11月から開始した第1期の東京プログラムは、46企業から応募があり、8社が選定され、 2月からプログラムがスタート。5月に東京Demo Day、6月にパリのDemo Dayが開催され、スタート・アップ企業に5社(日本の2社を含む)が選出され、日本のベンチャが提案する製品/サービスが評価されている。完成度が高いものが選定されている。 第2期の東京プログラムは、東京に加え、ソウル、タイペイでも実施する、現在その参加募集を開始していると述べた。

交流会では、オレンジのようなファンド無しのオープン・イノベーションは珍しい、研究開発費が頂けない形式のオープン・イノベーションは、(既存)メーカにとっては厳しいとの意見も聴かれた。

参加者数:19名