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Sep 19, 2013

第81回BAエグゼクティブサロン


講師:元橋圭哉氏(一般社団法人次世代放送推進フォーラム(NexTV-F) 事務局員)

テーマ:「“放送1世紀”に向けて~4K・8K・スマートテレビ時代への期待と課題~」

コメント: 今春設立されたNexTV-Fに、NHKから出向した元橋圭哉氏に、4K・8K・スマートテレビ時代の期待と課題について、幅広い視点から語って頂いた。

はじめに、数字を用いて放送の動向を解説した。2020は、東京オリンピック開催年、ITUのUHDTV(4K・8K)の国際規格番号、4K/8K商用サービス開始年。これからの“放送”サービスのKEYとなる数字は、2:2way,3:3rdParty、4:4KTV、5:HTML5、8:8KTVであり、テレビとタブレット、スマートフォンは、ニュース・娯楽・生活情報の「ゲートウェイ」、「クロスロード」になる。

総務省検討会が提起したスーパーハイビジョン(4K/8K)のロドードマップは、2014年に4Kの試験放送、2016年に8Kの試験放送開始、2020年に4K/8Kの商用サービス開始としている。

スーパーハイビジョン4Kは現在ハイビジョン(2K)の4倍、8Kは16倍の超高精細映像を得る。

NexTV-Fは、本年5月、4K・8Kテレビ、スマートテレビ等の次世代放送サービスの早期実現のための技術仕様の検討・実証等の目的で設立され、設立時社員は21社。

放送は、常に技術発展の成果を生かしサービス高度化を図ってきた文化があり、世界は4KTV化を志向しており、高画質化(4KTV)+高度化(HTML5による番組連携アプリ、コンテンツ)は、「必要条件」になりつつある。また、4KTVは多様な領域(医療・福祉(4k内視鏡、画像解析、遠隔医療)、防災・減災(監視、制御ディスプレイ)、設計、電子出版、教育等)での活用・応用も期待される。 HTML5は、放送局のサービス高度化、高品質化に願ってもないチャンス、新しい取材・制作ツール、演出・表現手段、伝送・提供手段を提供する。

デジタルになって、変わること、変えるべきことは何か? デジタルになっても、変わらないこと、変えてはいけないことは何か?デジタルになってもジャーナリズムとクリエーティブの精神は変えてはいけないと述べた。また最後に今後の課題を挙げた。

・4K/8KTVの制作ノウハウの構築、早期サービス展開。・ノンリニア型(HTML5)コンテンツや番組連動アプリの制作ノウハウ、サードパーティとの戦略的連携。・デジタルの恩恵をいち早く視聴者に還元(“TV Everywhere”の実現、技術的優位性を基軸に、サービス・文化・産業面でも世界の中のプレゼンス強化等)。・(拡大)再生産が可能なコンテンツ流通モデル、ビジネスモデルの創成(縦割りから横串へ、コンテンツ展開のグランドデザイン等)。・まだ見通せない、本当の“ロードマップ”。

参加者数:30名