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Dec 08, 2013

第20回ブロ-ドバンド特別講演会


  1. 講演テーマ

  2. 「通信と放送の融合・次なるステージへ~どうなる?~どうする?」

  3. 開催日時・場所

  4. 日時:平成25年12月18日(水)14:00~17:20
    場所:明治記念館 曙の間

  5. 式次第
  6. (PDF形式)

  7. 講演模様
  8. 会場参加:316名、ネット視聴:1260名


Dec 02, 2013

「スマートプラットフォーム・フォーラム」設立発表会の実施概要


  1. 開催日時・場所

  2. 日時:平成25年12月2日15:30~16:50
    場所:慶應義塾大学 三田キャンパス 東館ホール8F

  3. 主催:NPO法人ブロードバンド・アソシエーション(BA)


  4. 設立発表会模様

  5. 参加者総数:89名(一般参加者75名、関係者14名)


  6. 発表会の内容

  7. ・開会挨拶:山下徹 理事長(株式会社NTTデータ 取締役相談役)
    ・発起人代表 フォーラム委員長 挨拶:村井純(慶應義塾大学 環境情報学部長・教授)
    「フォーラム設立に当たって」(PDF資料)


    ・発起人 フォーラム幹事 挨拶:南政樹(慶應義塾大学 SFC研究所 研究員)
    「フォーラム活動について」(PDF資料)


    ・発起人 挨拶:稲蔭正彦(慶應義塾大学 メディア・デザイン研究科長・教授)
    「スマートとは」(PDF資料)


    ・発起人 挨拶:舟橋洋介(W3C Web and TV Interest Group 共同議長)
    「W3CとWEB面からのコメント」(PDF資料)


    ・発起人 挨拶:飯野嘉郎(NPO法人ブロードバンド・アソシエーション 事務局長)
    「フォーラムの位置付け」(PDF資料)


    ・質疑応答(18:00~18:30)

    ・閉会挨拶:関祥行 副理事長(株式会社フジテレビジョン 常任顧問)

  8. 「スマートプラットフォーム・フォーラム」設立趣意書・研究会メンバー(PDF資料)


  9. ・「第7回ブロードバンド特別シンポジウム」“スマート時代のプラットフォームの課題を考える”発表資料の公開について(PDF資料)


Nov 21, 2013

第83回BAエグゼクティブサロン


講師:阿佐美弘恭氏(BA理事、株式会社NTTドコモ 常務執行役員 スマートライフビジネス本部長)

テーマ:「スマートライフのパートナーへ」

コメント: NTTドコモはスマートライフ推進で7月に新本部を設立、この本部長に就任した阿佐美 氏に、「スマートライフのパートナー」について語って頂いた。

はじめに、モバイルの発展経緯(技術(小型化・軽量化)・ネットワーク・ディスプレイ・、画面サイズ・機能の進化)を解説し、記事による1年を振返った(ECとリアル物販を連携、アマゾン・楽天を追いかける。 “脱通信”転進で新収益、ドコモがスマートTV機器、dマーケット用ダブレット投入、アニメ世界に配信、中国でアプリ販売、旅行業に参入、生活に不可欠な存在に、加籐社長ネット企業へ変貌主導)。また、2013年度第2四半期決算の中で、「スマートライフパートナー」活動を推進、新領域分野で2015年度に1兆円(メディア・コンテンツ:約3,00億円、コマース:約3,000億円、金融・決算:2,500億円、その他)を目指すとしている。

次に、このようなNTTドコモ変貌の背景、事業環境の変化:(成熟期に入り)契約数は横ばい、(スマートホンによる)ドコモの収入構造の変化、(dサービスによる)モバイル市場の構造変化、(サービス分野への進出に伴う)プレイヤーの拡大、(スマートフォン・タブレットによる)潜在市場の顕在化・市場拡大の予兆!)について説明した。また、「スマートライフのパートナー」のイメージ、お客様はスマートライフの実現! ドコモ(=スマホ、タブレット)はスマートライフのパートナー!をPRビデオで紹介し、エコシステムの進化を述べた。従来のプラットフォームモデル=iメニューはdメニューに移行、(ドコモが自ら提供する新しい)サービスモデルはdマーケットの名称で2011年度にビデオ、ブック、ミュージック、2012年度にヒッツ、アニメストア、ショッピング、ゲーム、2013年度にクリエイターズ、ファッション、トラベル、キッズを提供している。

次にモバイルICTの展望を、次の3つの視点から述べた。

①技術革新(ネットワークの更なる高速化、装置の小型化・センサー技術の進化(特にウエアラブル系)、処理技術(音声や画像の認識/認証/合成、ビックデータの解析)の向上による実現できること)による新たな市場の取り込み

②ICTによる事業環境の変化への対応(ICTの導入が遅れている市場ジャンルへの対応(付加価値の向上)、ICTの導入により市場構造の変化に対応すること(付加価値の移動)、ICTの導入による新たな付加価値の創出(付加価値の創出))

③社会的課題への対応と未来市場に向けた種まき(5年、10年先を見越して若い世代で何を残せるか? 少子化による労働人口確保や高齢者のモニタリングに貢献すること! オリンピック2020年に向けて何をなすべきか?)

最後に、これらを、皆様と一緒に実現して行きたいと述べて卓話を締め括った。

参加者数:34名

Oct 28, 2013

第23回BAクリエイターズサロン


講師:榊原 幹典氏(Sprite Animation Studios / クリエイティブディレクター)


  開催日時:2013年10月28日(月) 19:00~21:00
  開催場所:東放学園キャリアーサポートセンター

テーマ:「Mission:Impossible オリジナル作品をピッチせよ!」
世界ではオリジナル企画が求められています。その一方で多くの難関をくぐり抜けないと企画は実現されないのが現状です。LAにアニメーションスタジオを設立し企画をピッチし続けて来た奮闘記、そして現在、米国プロデューサーと制作している「PAC-MAN the ghostly adventures」の制作事例について。


参加者数:37名

講演会場風景

Oct 17, 2013

第82回BAエグゼクティブサロン


講師:谷脇康彦氏(内閣審議官、内閣官房情報セキュリティセンター(NISC)副センター長)

テーマ:「ビックデータとサーバーセキュリティ戦略」

コメント: 今夏、総務省審議官から内閣審議官(内閣官房RISC副センター長)に異動した谷脇氏に、サーバーセキュリティの現状、RISCの取り組みについて詳しく語って頂いた。

はじめに、情報通信分野における日本の国際競争力の低下(21位/2013年)と情報エコシステム、垂直統合モデル1.0(日本の携帯電話)から2.0(グーグル、アップル)=クラウドサービスによるコンピュータ資源の統合化への変化を述べた。

次に、情報流通連携基盤の必要性、新ICT戦略(世界最先端IT国家創造宣言、13年6月)、情報資源立国に向けたビックデータの利活用、オープンデータの例を説明した。また、社会保障・税番号制度の導入に向けたロードマップ、行政情報システム改革(クラウド化、運用コスト圧縮)とITガバナンスの強化(政府CIOの下に投資計画の策定・推進、GSOC(政府機関・情報セキュリティ横断監視・即応チーム)の強化)、パーソナルデータの利活用に関する基本的考え方、匿名化技術の活用について説明した。

また、情報資源立国実現に向けたサイバーセキュリティ政策の重要性、サイバー空間を取り巻くリスクの深刻化、サイバーセキュリティ戦略、高度サイバー攻撃(標的型攻撃)対処の対策実施、政府機関の情報セキュリティ対策のための統一基準郡の見直し、重要インフラに対する新たな「行動計画」の策定、普及啓発プログラムの改定、サイバーセキュリティ国際連携取組み、NISCの機能強化について詳しく説明した。また、セキユリティ対策には、人材の育成・人材の底上げが重要と語った。

参加者数:29名

Sep 19, 2013

第81回BAエグゼクティブサロン


講師:元橋圭哉氏(一般社団法人次世代放送推進フォーラム(NexTV-F) 事務局員)

テーマ:「“放送1世紀”に向けて~4K・8K・スマートテレビ時代への期待と課題~」

コメント: 今春設立されたNexTV-Fに、NHKから出向した元橋圭哉氏に、4K・8K・スマートテレビ時代の期待と課題について、幅広い視点から語って頂いた。

はじめに、数字を用いて放送の動向を解説した。2020は、東京オリンピック開催年、ITUのUHDTV(4K・8K)の国際規格番号、4K/8K商用サービス開始年。これからの“放送”サービスのKEYとなる数字は、2:2way,3:3rdParty、4:4KTV、5:HTML5、8:8KTVであり、テレビとタブレット、スマートフォンは、ニュース・娯楽・生活情報の「ゲートウェイ」、「クロスロード」になる。

総務省検討会が提起したスーパーハイビジョン(4K/8K)のロドードマップは、2014年に4Kの試験放送、2016年に8Kの試験放送開始、2020年に4K/8Kの商用サービス開始としている。

スーパーハイビジョン4Kは現在ハイビジョン(2K)の4倍、8Kは16倍の超高精細映像を得る。

NexTV-Fは、本年5月、4K・8Kテレビ、スマートテレビ等の次世代放送サービスの早期実現のための技術仕様の検討・実証等の目的で設立され、設立時社員は21社。

放送は、常に技術発展の成果を生かしサービス高度化を図ってきた文化があり、世界は4KTV化を志向しており、高画質化(4KTV)+高度化(HTML5による番組連携アプリ、コンテンツ)は、「必要条件」になりつつある。また、4KTVは多様な領域(医療・福祉(4k内視鏡、画像解析、遠隔医療)、防災・減災(監視、制御ディスプレイ)、設計、電子出版、教育等)での活用・応用も期待される。 HTML5は、放送局のサービス高度化、高品質化に願ってもないチャンス、新しい取材・制作ツール、演出・表現手段、伝送・提供手段を提供する。

デジタルになって、変わること、変えるべきことは何か? デジタルになっても、変わらないこと、変えてはいけないことは何か?デジタルになってもジャーナリズムとクリエーティブの精神は変えてはいけないと述べた。また最後に今後の課題を挙げた。

・4K/8KTVの制作ノウハウの構築、早期サービス展開。・ノンリニア型(HTML5)コンテンツや番組連動アプリの制作ノウハウ、サードパーティとの戦略的連携。・デジタルの恩恵をいち早く視聴者に還元(“TV Everywhere”の実現、技術的優位性を基軸に、サービス・文化・産業面でも世界の中のプレゼンス強化等)。・(拡大)再生産が可能なコンテンツ流通モデル、ビジネスモデルの創成(縦割りから横串へ、コンテンツ展開のグランドデザイン等)。・まだ見通せない、本当の“ロードマップ”。

参加者数:30名

Aug 26, 2013

第22回BAクリエイターズサロン


講師:松居エリ氏(株式会社エムクリエーション 代表取締役/ファッションデザイナー)


  開催日時:2013年8月26日(月) 19:00~21:00
  開催場所:東放学園キャリアーサポートセンター

テーマ:「サイエンス,数学、異分野コラボレーションから生まれるファッション」
個人差のある身体を大量生産の服創りに合わせるために、サイズ9号11号13号とグループ分けして対応して来た先人たちの軌跡。
20世紀は、ファッションが開花した世紀であったともいえる。
だが、それだけが服なのだろうか?服とは何か?クリエイティブとは何か?
異分野とコラボレーションからのモノ創りの根源の探求、そこから生まれるファッションと、21世紀のテクノロジーのビジョンと未来の服について。


参加者数:48名

講演会場風景

Aug 06, 2013

第80回BAエグゼクティブサロン


講師:山下徹(BA理事長、株式会社NTTデータ取締役相談役)

テーマ:「NTT DATA TECHNOLOGY FORESIGHT 2013」

コメント: 7月から理事長に就任した山下徹より、NTTデータが発表した技術トレンド・レポート「NTT DATA TECHNNOLOGY FORESIGHT 2013」の概要が紹介された。

まず、世界のCEOが重視する今後の影響要因として、2012年からは市場変化よりもテクノロジーの発展がより重視されているとのIBMの調査結果から、テクノロジーのトレンドを把握することが将来を予見する際重要であることが述べられた。

今回の卓話では、そうした観点からNTTデータが行ったテクノロジー・トレンド予測の結果より、「『個』を理解する人間指向のICT」、「戦略的なデータ収集と分析」、「サイバー・フィジカル・コンピューティング」の3つの観点が紹介された。

「『個』を理解する人間指向のICT」については、Natural User InterfaceやBrain Machine Interfaceなどの多様なUIとコミュニケーションの高度化により個々の人間の行動についての理解が進み、製品・サービスの「個」への適応や、さらにはゲーミフィケーションなどを通じた意欲の喚起や人間系の最適化などにICTが用いられるという将来像が紹介された。

「戦略的なデータ収集と分析」では、分析サイクルの短縮と多種多様なデータの活用というビッグデータ関連の技術の進展により、社会における事象(代表的なものとして犯罪やテロなど)に関する俯瞰的な意思決定にICTが用いられるようになるというトレンドが示された。

「サイバー・フィジカル・コンピューティング」に関しては、センシングや環境制御技術の進展が、ロボットカーなどの実世界におけるリアルタイム制御やARなどによる実世界の拡張による人間の行動支援へ発展するという展望が述べられた。

最後に、市場指向からテクノロジー指向への重点の変化を背景として、日本としても技術開発の強化にさらに国力を投じることが求められるという点が、国家予算における研究開発投資額の米国や中国との比較から提言された。

交流会では、主にICTの将来動向、国際競争力について活発な意見交換が行われた。

参加者数:39名

Jun 20, 2013

第79回BAエグゼクティブサロン


講師:原田謙介氏(NPO法人YouthCreate代表 OneVoiceCampaign発起人)

テーマ:「ネット選挙解禁 有権者と政治の新たな関係性へ」

コメント:
津田大介氏(メディアアクティビスト)にご紹介頂いた原田謙介氏に、今回の公職選挙法の改正内容、ネット選挙運動解禁により選挙はどう変わるか、ポジティブ面とネガティブ面、今回の公職選挙法改正の意義と今後の課題について、詳しくお話頂いた。
公職選挙法は、昭和25年に定められた(例外のみ許される)「べからず法」、ビラやポスターに関して枚数や場所に関して制限、インターネットも文書図面と解釈され(96年自治省)禁止された。
今回の公職選挙法改正では、①ウエブサイト(HP・ブログ・SNS・動画サイトなど)は全面解禁、②メールは「候補者」、「政党」のみで有権者は使えない。③インターネット広告は(政党を除き)厳密に禁止。④誹謗中傷・成り済まし対策として罰則が条文に明記、自己の名誉の侵害に対し、プロバイダ制限責任法の特例で7日から2日へ短縮した。
ネット選挙解禁によって、候補者・政党は、①政策や演説内容などの拡散が可能、②有権者との直接の対話が可能、③動員の連絡手段、④反論ツール、⑤広告と課金、⑥マーケッティングに利用でき、各党ともネット活用の動きを強めている。一方、有権者は、①情報獲得の手段の増加、②候補者応援が容易(支援サイトの立ち上げ、「いいね」で支援)になり、選挙が変わってくる。また、メディアの報道の仕方が変わり、選挙管理委員会などは見張る対象が増える。
ネット選挙解禁のポジティブ面:①有権者と候補者の双方向のコミュニケーション、②時間・場所にとらわれない情報のやり取り、③情報の拡散(特にSNSの力)が容易。ネガティブ面:①ルールの周知不足による意図せぬ法律違反、②誹謗中傷、③乗っ取り、④情報の洪水状態を挙げた。
ネット選挙解禁の意義として、①おかしな点の多い公職選挙法全体の見直しへとつながる。②選挙時のみだけでなく政治全体が変わるきっかけとなる。③有権者選挙運動が容易になる。を挙げた。また、課題としては、①有料広告の扱い(額の制限なし、無所属議員は手段すら持てない)。②メールの扱い(有権者ができない)等を挙げた。さらに、今後注目すべき点として、①参議院選挙で状況をしっかりと検証、②国政より数の多い地方選挙での利活用、③有権者のさらなる選挙への参加(政治家を応援する姿勢、金銭面(ネット課金))を挙げた。
最後に、ネット選挙解禁を目指した「OneVoiceCampaign」。若者と政治をつなぐ「NPO法人YouthCreate」活動を紹介した。
交流会では、今回の講師、原田謙介氏のような若者が政治に関心を持ち、ネット選挙が解禁されてくると、日本の政治も変わってくると言った意見が交わされた。

参加者数:26名

May 20, 2013

第19回ブロ-ドバンド特別講演会


  1. 講演テーマ

  2. 「どうなる?新政権のICT政策」

  3. 開催日時・場所

  4. 日時:平成25年5月20日(月)14:30~17:30
    場所:明治記念館 曙の間
    会場参加:363名、ネット視聴:460名

Apr 22, 2013

第21回BAクリエイターズサロン


講師:野崎宏二氏(株式会社エヌ・デザイン 代表取締役)


  開催日時:2013年4月22日(月) 19:00~21:00
  開催場所:東放学園キャリアーサポートセンター

テーマ:「日本のVFX・CG事情とその将来」
現在、映画やTVドラマなどでも無くてはならない存在となったCGというツール。
制作現場ではどのような過程を経て、どのように使われているのか。
将来、日本におけるVFX・CGはどうなっていくのか。その為の人材育成について。


参加者数:62名

講演会場風景

Apr 19, 2013

第78回BAエグゼクティブサロン


講師:桑原知久氏(日本放送協会 編成局編成センター(デジタル) 編成主幹)

テーマ:「ソーシャル視聴から能動的視聴へ そしてハイブリッドキャストへ ~NHKデジタル いま何を目指すか~」

コメント:
NHKのデジタルコンテンツ編成責任者である桑原知久氏に、NHK放送技術研究所が開発した「ハイブリッドキャスト」サービスとは何か? NHKは何をめざすのか?を語って頂いた。
テレビ放送60年は、テレビ画面をぼんやり見つめる「受動的視聴」の時代であった。現代はテレビを見ながらSNSを利用する「ソーシャル視聴」が若者の間で増えて」いる(30歳以下でほぼ3割)。NHKは、SNS Twitter(@NHK PR(56万フォロー)、@NHK news等)、Facebook(写ねーる、Cool Japan等)、LINE(八重の桜、あまちゃん等)などを活用し、テレビ視聴を誘導している。
「ソーシャル視聴」の64%は、視聴中のテレビと関連のない内容。スマホやタブレットをもつ方に、もっとテレビを見て貰うため、「番組参加」の本格展開、双方向番組の可能性開拓を目指し、「能動的視聴」番組作りをはじめている。「番組参加」の本格展開の例として、Cool Japan(在留外国人や海外からの情報収集、コミュニケーションツールにFacebookを活用)、「ハートネット」(番組作りに、HPのカキコミを活用)などを挙げた。また双方向番組の例として、家族視聴ターゲットの「国民総参加クイズバトルQB47」を紹介した。NHKは、この「能動的視聴」番組を進化させた新しい視聴方法として、放と通信を連携させた「ハイブリッドキャスト」システムを提案している。
「ハイブリッドキャスト」は、放送波のイベント信号によりハイブリッドキャストサーバから、番組連動型アプリをTVに、セカンドスクリーン用アプリをタブレット/スマホ(セカンドスクリーン)に提供し、TVとタブレット/スマホの連携を可能にする。また、TVに常時提供の独立型アプリも提供、これらのアプリの制作は、汎用のHTML5ベースで行う。
ハイブリッドキャスト仕様対応テレビは、H25年度から市場に登場、年度前半は独立型(「ニュース常時提供アプリ」、「テレビ60年動画アーカイブス」など)、年度後半からは連動型(「クイズ番組」、「将棋番組」など)の試行サービスを予定している。
最後に、「ハイブリッドキャスト」は、放送側が通信コンテンツを制御し、完全な連携を図るサービス、格段のUIと表現力で、真の「能動的視聴」番組を開発し、「テレビって面白い!」 「テレビはお茶の間の主役」を取り戻すことを目指していると述べた。
交流会では、マルチスクリーン時代にあって、TV主体の「ハイブリッドキャスト」は普及するのか、家電メーカ、民放はどう動くかなどが議論された。

参加者数:33名

Mar 19, 2013

第77回BAエグゼクティブサロン


講師:藤代 裕之氏(ジャーナリスト)

テーマ:「『大槌未来新聞』の挑戦、被災地から生まれたソ-シャルメディア時代の地域メディア」

コメント:
ブログ「ガ島通信」運営、日本ジャーナリスト教育センター(JCEJ)代表運営委員、4月から法政大学社会学部准教授、関西大学総合情報学部特任教授に就任する藤代裕之氏に、2011年3月の東日本大震災に対する、自らのソーシャル震災支援活動、特に大きな被害を受けた岩手県大槌町の地域メディア「大槌みらい新聞」の立ち上げについて語って頂いた。
はじめに、東日本大震災の“ボランティア情報まとめサイト”を関係者の協力で如何に短期間で立ち上げ、広げることができたかを述べた。続いて、大槌町との出会いと地域メディアをどのように立ち上げたかを述べた。
2012年5月の連休の被災地取材時に、オープンしたばかりの大槌町のボランティア向け無料宿泊施設「きらりベース」に出会い、大槌町は津波被害で町長以下幹部職員が多数死亡、大槌町と釜石市をカバーしていた地域紙「岩手東海新聞」が廃刊となったこともあり、情報発信力が大幅に低下し全国に被害状況があまり知られていなかった。そこで、参加者をTwitter、早稲田でのリアル説明会で募集し、日本ジャーナリスト教育センター(JCEJ)を主体に、社会人(=現地責任者)と学生15人(早稲田、慶應、法政、白百合、津田塾等)からなるプロジェクトを作り、大槌町や各種団体の協力を得て、地域メディア「大槌みらい新聞」を2012年夏に立ち上げ、月1回、紙媒体を全世帯に5000部配布するとともにソーシャルメディアを駆使し、大槌町の情報を発信している。
学生は、連日自転車で活動(見える化を意識)、町民へのアンケート調査で、行政情報の不足、仮設住宅にバラバラ入居での「口コミ」消滅を知り、当初の新聞は、行政(地域)情報や、町の人の顔写真を掲載し、井戸端会議で話題になり喜ばれた。現在は、大槌町情報の全国発信に力を入れている。また、町の人に携帯写真の撮り方を教え、町の人による写真展(主催:大槌町)が、大槌、東京、横浜で開催されている。
震災から2年を経過した現在、集会所に設置された震災支援用インターネット、PCは撤去され、大槌町の現状は厳しい。課題は、インターネットのリテラシーの低さ、少子高齢化、産業の停滞など。これらの被災地の課題は、これからの日本の課題でもあると述べた。
交流会では、藤代氏のソーシャルメディア支援活動はすばらしいが、ソーシャル系震災支援活動を全体的に見ると、グーグル、アマゾン等の外資系の組織的な取組が目立ち、日本勢の影は薄く残念・問題などの意見が出ていた。

参加者数:17名

Feb 21, 2013

第76回BAエグゼクティブサロン


講師:福井 省三氏(株式会社トマデジ フェロー、IPTVフォーラム 運営会議主査)

テーマ:「マルチデバイス時代の新しい視聴スタイルと放送の関係について~2013年1月 米国調査に同行した考察記~」

コメント:
はじめに、さまざまな端末(TV、PC、スマホ、タブレット)が登場、マルチデバイスの時代になり、HTML5ブラウザが多くの端末に実装されアプリケーションの共通基盤になると述べた。
テレビ番組の視聴は、自宅の居間はテレビ、通勤途中はスマホ、自宅の寝室ではタブレットになり、オンデマンド化、視聴率低下、放送広告の収入ダウン/ネット広告はアップする。また、テレビ広告はブランド/商品発見で、商品情報の入手と購入はスマホやタブレットが(Web検索/WebアプリWeb購入)担う形式になって来ている。
米国では、スマホが急速に普及、2012年後半に56%突破(タブレットは20%)、EU主要5カ国平均55%(注:日本は30%)になり、テレビ(放送)はセカンドスクリーンで視聴、将来的にはタブレットがセカンドスクリーン視聴のメインストリームになると見られている。
放送はサードパーティの電子番号ガイドアプリ(放送番組+SNS/投票/ターゲットCM)と連携し、セカンドスクリーンがソーシャルTVプラットフォームになり、セカンドスクリーン市場が形成される。また、ターゲットCM/インタラクティブ広告は、2015年までにテレビの広告(770億ドル)に匹敵する規模になる。
一方日本は、2013年3月にIPTVフォ-ラムが、HTML5ブラウザに日本独自の機能を付加したハイブリッド型テレビの技術規格を公開する。この方式は、放送のアプリ制御信号により、サードパーティのアプリケーションを取得する放送マネージドアプリ方式、ユーザの操作でアプリケーションを取得する(米国/韓国等の)放送外マネージドアプリ方式とは異なる。
セカンドスクリーン市場は、W3C国際標準HTML5に準拠したTV放送規格とパーソナルデータの扱いを規定したサービスルールにより発展する。米国は、官民挙げてパーソナルデータの共同規制に取り組み、2012年2月オバマ大統領が消費者権利章典を発表、2013年3月までにモバイル向け利用者許諾スクリーンの標準化が予定されている。民間のデジタル広告アライアンス(DAAは、ターゲット広告のために利用者からパーソナルデータを預かり、利活用の許諾を得る自主規制ルールCode of Conductを策定し、(自主規制を守る事業者には、Ad Choiceというロゴの使用を許可する)運用を行う。現在、米国主導で、クラウド(国外)とマルチデバイス(国内、HTML5ブラウザ実装)間のパーソナルデータの取り扱い(オプトアウト形式の規制)の国際ルールが固められつつある。パーソナルデータの健全利活用の社会的な認知が、新たなターゲット広告モデルの導入を可能にする。日本は国際対応を含め、早急に対応すべきであると語った。
交流会では、IPTVフォーラムが規格化するハイブリッド型テレビが普及するのか?パーソナルデータの国際対応はどうなるのか?などが話題になった。

参加者数:36名

Jan 31, 2013

「第6回ブロードバンド特別シンポジウム」“国際競争力のあるITプラットフォーム・ビジネスのあり方”発表資料の公開について


NPO法人ブロードバンド・アソシエーション(BA)は、理念に基づき、産官学を基軸としたネットワ-クを構築し、コンテンツ産業の育成、国際競争力の強化を目標として、各種研究会を行い、直面する課題について議論・提言する「ブロードバンド特別シンポジウム」を適宜開催、発表資料をBAのホームページに公開しております。

今回は、これまでの研究会・シンポジウム活動の集大成、「映像配信ビジネスフォーラム(仮称)」の設立に向け、平成24年11月26日(月)、関係する産官学の有識者、KEYマンを講師にお招きし、「国際競争力のあるITプラットフォーム・ビジネスのあり方」について考える「第6回ブロ-ドバンド特別シンポジウム」(ネット配信付)を、関連5団体の共催を得て無料で開催させて頂きました。

会場は慶応義塾大学 三田キャンパス 北館ホール、会場参加は172名、ネット配信(ニコニコ生放送 ライブ中継/タイムシフト)来場者数は約3万4千と盛況でした。会場参加者へのアンケート調査で、本シンポジウムは有意義が96.1%(内訳:大変有意義が42.9%、有意義が53.2%)と高い評価を頂きました。

のシンポジウムで発表された資料、講演・パネルディスカッションの内容は、今後の「映像配信ビジネスフォーラム(仮称)」設立検討のベースになると考えられ、関係者に幅広く情報を共有する為、講師の了解を得て一般に公開致します。 (PDF資料

Jan 17, 2013

第75回BAエグゼクティブサロン


講師:林 信行氏(フリーランスITジャーナリスト兼コンサルタント)

テーマ:「スマート×ソーシャル×3Dから見え始めた21世紀の社会・ビジネスの地平線」

コメント:
林信行氏は、アップル社とグーグル社、ソーシャルメディア関係のエキスパートとして知られ、「iPhonショック」、「iPadショック」、「ジョブスは何も発明せずにすべてを生み出した」、「アップルとグーグル」、「iPhoneとツイッターはなぜ成功したのか」などを著作、最近では、活動の軸足を執筆から講演活動に移している。
はじめに、今はもう21世紀で、多くの人々の想像を絶するテクノロジーが半歩先の未来で我々を待ち構えており、大事なのは「今」ではなく、「流れ」を理解することであるとの前置きで始まり、豊富な実例や実演も含めて、我々が住む未来を振り返り、これからのビジネスのあり方を考える「大きな流れ」、スマート、ソーシャル、3Dについて語って頂いた。
2007年1月発表のiPhoneから始まったスマートフォン革命は、その後、タブレットというデバイスも生み出し、これまで画面の中だけに閉じこもっていたIT革命を社会に飛び出させた。その結果、1次産業から医療、スポーツ、ファッション業界など、これまでITと縁遠かった業界ほど大胆な構造変化が進み始めている。
次に、このスマートフォンと、ほぼ同時に広まったTwitterやFacebookなどのソーシャルメディアも、これまでのアナログな方法では、知り合うことのなかった似通った価値観の仲間や求め合う才能を結びつけ世界レベルで政治や業界構造、人々の仕事や生活に対する意識までも変え始めていると言う。
最後に、間もなく3D造形の時代が本格到来する。これは単に映画の中の架空のキャラクターやインターネット上に溢れている3Dデーターから実体のある像をつくりだすだけでなく、製造から物流、医療までを根本から変えてしまう技術だ。これまでメールに添付できるのは文字や写真だけだったが、やがてはメールの添付書類から形を持つものをつくりだすことも可能になる。さらには病院の検査でスキャンした自分の臓器の3Dデーターを元に、移植可能な臓器を印刷する技術も数十年のうちには完成すると述べた。
交流会では、このようなアメリカに端を発する大きな流れの中で、日本は如何にしたらよいのか? 日本の存在感はどうなるかが話題になった。

参加者数:29名