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Sep 20, 2012

第73回BAエグゼクティブサロン


講師:植村八潮氏(株式会社出版デジタル機構 会長 専修大学 文学部 人文・ジャーナリズム学科 教授)

テーマ:「出版デジタル機構」設立の背景と現状、将来像

コメント:
はじめに、日本の出版産業(出版・流通)の特徴は、書籍と雑誌を一体で扱う点にあり、販売額・利益率の高い雑誌(コミックを含む)を扱うことで成立しており、2011年の市場は1兆8千億円、1996年をピークに縮小傾向にある。また電子書籍市場は、携帯電話向けのコンテンツ(主にコミック)が売上の約9割を占め、2011年の市場は629億円。一方、米国の市場(電子書籍卸売上)は、電子書籍端末の普及により、9.7億$に急増、書籍卸売上の17%を占めると述べた。 出版は、言語依存の各国固有の社会制度、文化に関わって発展してきたが、グーグルブック検索訴訟和解の衝撃(2009)、スマートフォン、タブレット、電子書籍端末などのデバイスの普及、アマゾン、アップル、グーグルなどのプラットフォームの躍進、情報流通の変化により、2010年電子書籍元年は出版"国際化"元年。このような背景から、新たな出版産業の育成政策、出版文化を支える新たな制度設計を官民協働で取り組みが必要になった。
次に、"電子出版元年"以降の、関連省(総務省、経済産業省、文部科学省)の出版関連の行政について説明、電子書籍の流通環境が未熟であり、戦略的な基盤づくり(小資本の出版社でも参入できる環境整備、電子書籍制作のノウハウの共有)が求められるとし、産業革新機構が150億円出資の「株式会社出版デジタル機構(パブリッジ)」が2012年4月2日に設立された。
  • あらゆる端末・書店・出版社を結ぶ、全ての著者、読者が参加できる場を作る「架け橋」になる
  • 5年後は、100万タイトルの電子書籍コンテンツ「知」へのアクセス、出版市場の10%、2,000億円の市場創出、1人から1億人に向けて誰もが電子出版ビジネスを! 
  • 4つのサービス提供(制作支援、販売促進支援、配信・管理支援)による市場活性化
また、2011年度震災関連補正予算「コンテンツ緊急電子化事業」(書籍の電子化作業の補助率:費用金額の50%、補助金額:約10億円(電子書籍化事業総額:約20億円)、電子化書籍アイテム数:約6万タイトル)により、書籍の電子化作業が急ピッチで進められている。
最後に、過去:印刷書籍の時代、現在:印刷書籍を元にした電子書籍の時代、将来:はじめから電子書籍の時代になると語った。
交流会では、アマゾン、アップルの参入で日本の電子書籍市場はどうなるかが話題になった。

参加者数:26名

Sep 07, 2012

第19回BAクリエイターズサロン


講師:石川淳哉 氏(株式会社 ドリームデザイン CEO)


  開催日時:平成24年9月7日(金) 19:00~21:00
  開催場所:東放学園キャリアーサポートセンター

テーマ:「クリエイティブの可能性 for 3.11」


参加者数:36名

講演会場風景と講演概要
第19回目となるBAクリエイターズサロンは、「助けあいジャパン」と言う公益社団法人を立ち上げて、3.11大震災の被災地復興支援活動を続けられている、石川淳哉氏(株式会社 ドリームデザインCEO)をお招きしました。 「クリエイティブの、新しい時代に向けて」をテーマとして、助けあいジャパンの活動を通して、震災以降に起きたクリエイティブをみながら、世界中の「クリエイティブは、果たして何の為に存在するのか?」皆で考えましょう、というのが今回のサロンの内容でした。