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Jul 23, 2012

第5回ブロ-ドバンド特別シンポジウム


  1. シンポジウムのテーマ

  2. 「日本の情報通信産業再生の処方箋~ビックデータ、スマート時代の国際競争力を考える~」

  3. 開催日時・場所

  4. 日時:平成24年7月23日(月)14:10~17:50
    場所:慶応義塾大学 三田キャンパス 北館ホール
    会場参加者:163名、ニコニコ生放送来場者:3万人超

Jul 19, 2012

第72回BAエグゼクティブサロン


講師:竹田義行氏(株式会社NTTドコモ 研究開発センター専任部長、早稲田大学大学院国際情報通信研究科客員教授)

テーマ:「移動通信の進化とオープン化」

コメント: 元 総務省 情報通信政策局長の竹田義行氏に、移動通信の進化と今後の方向性について、解説して頂いた。
はじめに、通信は固定から移動へ、モバイル・ブロードバンドに向かい、2011年末の世界の携帯電話加入者数は59億、普及率は87%に達した。また、移動通信方式は、2010年から、3G(W-CDMA、CDMA2000)から、世界統一方式の4G(LTE/LTEアドバンス)(3Gの約10倍高速)に移行しつつあり、この背景に、トラフィックの急増予測(2011年→2015年で約12倍)がある。また、世界の携帯通信事業者ランキングのNTTドコモの位置は、加入者件数では20位以内に入れず(注:Tala DOCOMは19位)、売上でも6位と低位にあると述べた。
次に、このような状況の中、Apple(iPhone、iPad、iOS)、Google(Android)、Amazon Kindle(電子書籍)といった新たなビジネスモデルが出現し、スマートフォンの2011年度の出荷台数の割合は60%に達した。また、タブレット端末の国内出荷台数は2015年度に500万台を超えると予測される。また、携帯ビジネスモデルは、(端末、トランスポート、サービスプラットフォーム、アプリケーションの全てを提供する)垂直統合から、端末、アプリケーションがオープン化するビジネスモデルに変化し、端末は、各種OS(iOS、Android、WindowsMobile、・・・)を用いた機器が出現すると述べた。
最後に、ブロードバンド・サービスとオープン化によるパラダイム・シフトについて語った。移動通信事業者は、土管を提供することで料金収入を確保することが難しくなり、新たな収入源の確保に向かい、アプリケーションやサービス面での競争が激化する。また、オープン化は、新たな分野からの参入者による多様なサービス(SaaS、クラウド・コンピューティング、端末)が展開される。また、開発環境の提供によるアプリケーション開発、コンテンツ提供の多様化(通信・放送の融合)が進む。一方、ブロードバンド・サービスの進展、トラヒックの急増は、移動通信システムの4G化に加え、アクセス系への無線LAN(Wifi)の利用拡大、無線LANの高速化・広帯域化が進むと述べた。 卓話後の交流会では、携帯通信事業の国際競争力・国際展開、並びにブロードバンド・サービスとオープン化によるパラダイム・シフトが話題となった。

参加者数:30名