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Jan 20, 2011

第60回BAエグゼクティブサロン


講師:小笠原雅弘 (NEC航空宇宙システム シニアエキスパート)

テーマ:「太陽系大航海時代の幕開け~「はやぶさ」を継ぐもの~」

コメント: 新年に当たり、NEC、チーム「はやぶさ」メンバーの小笠原氏に、7年、60 億Kmもの旅をして地球に戻ってきた「はやぶさ」感動の物語と、「はやぶ さ」を継ぐものを、美しい映像、写真を用いて語って頂いた。
2003年5月、M-V5号機によって、「はやぶさ」探索機は打ち上げられ、 推進系からの燃料漏れ、姿勢変動、通信途絶、イオンエンジン異常など、 数々の苦難を乗り越え、小惑星イトカワのサンプルをタッチダウンで採取 し、2010年6月、地球に帰還した。「はやぶさ」は色々すごいが、本当の すごさは、冗長性を有する設計と、"チームはやぶさ"とも呼べるJAXA、 メーカ一丸となったチーム力にあると強調した。
次ぎに、2010年5月に打ち上げられた金星探査機「あかつき」IKAROS の最新情報を紹介した。「あかつき」は、当初予定の金星軌道投入は叶 わなかったが、6年後の再投入を目指し、大航海を始めている。また、 H23年度予算約30億円が認められ、2014年には、新たな未知の小惑 星に向けて「はやぶさ2」が打ち上げられる。
最後に、これから10年、「はやぶさ」を継ぐものたちが、水星/金星/火 星へ、そして新たな未知の小惑星へ、太陽系の様々な天体へ旅立とうと しており、「太陽系大航海時代」を迎えていると語った。
交流会では、参加者の中に、この関係の専門家もおり、技術的な問題に ついて意見交換が行われた。また、「はやぶさ」の映画化決定、回収サン プルの分析への期待などが話題になった。

参加者数:18名