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Oct 21, 2010
第58回BAエグゼクティブサロン
講師:野坂章雄(UQコミュニケーションズ株式会社 代表取締役社長)
テーマ:「WiMAXが切り拓くモバイルブロードバンドの世界」
日時:10月21日(木)18:00~20:30
場所:NTTデータ本社(江東区 豊洲3-3-3 豊洲センタービル)
コメント: UQコミュニケーションズの野坂社長に、(UQ)WiMAXの特徴と高速モバイルブロードバンドがもたらす暮らし産業の変革の可能性について、語って頂いた。
はじめに、WiMAXの概要と特徴を紹介した。WiMAXは、IEEE802.16eとして制定された次世代ワイヤレスブロードバンド技術、 UQ WiMAXの商用サービスは、595MHz~2625MHzの周波数帯を用い、2009年7月から開始した。WiMAXの特徴は、世界標準規格、高速モビリティ(高速移動時でも最大十数Mbpsの通信が可)、広帯域・大容量(最大40MBps)、常時接続(ダイヤルアップ不要)にある。また、UQ WiMAXサービスは、ネットワークのみの提供で、オープン・モデル(MVNO)としても利用され、提供価値は、家の中でも外でも使える便利さ、速度が速くストレスなしの快適さ、業界最安の料金にあると述べた。
UQ WiMAXは、モバイルルータとして使う「Speed Wi-Fi」、KDDIの3Gと接続して使う「KDDIハイブリッドデータ端末」、WiMAXを内蔵した「WiMAXパソコン」など、様々な形態で利用される。
ワイヤレス・データトラフィックは、コンテンツの大容量化、端末の高機能化、 加入者の急増に伴い急増し、3Gのケータイネットワークはパンクする。この解決策に、高速ワイヤレスアクセス(BWA)環境をWiMAXにより構築する案が有力である。WiMAX内蔵により、様々な「価値」を提供し、次世代自動販売機、映像ライブ中継、WiMAX搭載カメラ、デジタルサイネージ、電子新聞・電子書籍、スマートメータ等、PCからnon-PCへ生活のあらゆるシーンでWiMAXは使われ、真のユピキタス社会の実現に貢献し、次世代インターネットの本命であると述べた。
交流会では、次世代携帯LTEとの関係を含め、今後のアクセス系がどうなるか、活発な意見交換が行われた。
参加者数:27名