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Jul 22, 2010
Jul 15, 2010
第56回BAエグゼクティブサロン
講師:阿佐美弘恭(株式会社NTTドコモ 執行役員 コンシューマサービス部長)
テーマ:「モバイルでの検索エンジンとエージェントサービス(iコンシェル)の動向」
日時:7月15日(木)18:00~20:30
場所:NTTデータ本社(江東区 豊洲3-3-3 豊洲センタービル)
コメント: NTTドコモのiモードサービスの責任者である阿佐美弘恭部長に、ケイタイの進化、検索エンジンとiコンシェルサービスの動向について解説して頂いた。
はじめに、モバイル検索サービスの利用動向(全体利用傾向、モバイルにおける特徴、パーソナルな使い方)を解説した。次ぎに、検索サービスのユーザニーズは、①求める答えを1ページに出す、②パーソナルな用途(生活・行動支援、娯楽利用、リアルタイム性)に答えることにあると述べた。その上で、モバイル検索サービスのリニューアルの狙い、"iモード検索ダイレクト表示機能"(生活・行動、娯楽利用のニーズに直接答える情報、季節や日・時に対応したリアルタイムな情報表示)、"iモード検索カスタマイズ機能(登録地域を反映した情報表示)"の概要を説明した。また、検索をもっと便利にするため、技術の進化(タッチパネル、音声入力、現在時間・現在位置情報の加味等)を捉え、活用していくと述べた。
引き続いて、iコンシェルの取組と展望について述べた。ケイタイのパーソナル化は、"検索"から"エージェント"、生活支援(○○ができる)から行動支援(自分にあった○○をしてくれる)に向かう。ドコモは、2008年から行動支援のiコンシェル(ひつじのしつじくんが手伝う)サービスをはじめた。最近、オートGPSにより、新しい"行動支援型サービス"(位置情報をサーバーに5分間隔で自動送信、指定エリアに入ると、インフォメーションで知らせる)が可能になり、2010年度のiコンシエルの契約数は倍増(420万→720万)すると言う。また、iコンシェルの企業利用にも取り組んでいると述べた。最後に、iコンシェルサービスをもっと提供しやすく、パーソナライズをもっと自由にできるオープンなプラットフォームへの進化を目指すと述べた。交流会においても、今後のケイタイの進化、スマートホンの動向等について、活発な意見交換が行われた。
参加者数:28名